2016-01-01から1年間の記事一覧
THE 5th Deleuze Studies in Asia Conference in SingaporeのHPができたようです。関心のある方はこちらへ。 ➡ DSAC5 Theme: Desiring-Machine Date and Venue: 9th - 11th Jun, 2017 The National University of Singapore (NUS) Call for Papers Submiss…
立教大学(新座)は映像身体学科のおかげで映像資料が大量にあるので、映画三昧。遠足 ~Der Ausflug~ [DVD]出版社/メーカー: トランスフォーマー発売日: 2009/12/04メディア: DVD購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る遥かなるクルディ…
日本で現在、地域で生活できる可能性がありながら諸々の事情で精神病院入院中の患者は約7万人とか。 この人たちが実際に地域(そこが地元だとは限らない)へと生活移行していくためには、どこで誰にどういう仕組みや思想が必要か。 ガタリのいう「集団幻想」…
オープンダイアローグのドキュメンタリーで知られるマックラーさんですが、他にもドキュメンタリーを撮っているようですね。変なエフェクトを入れるので、観にくいところもありますが。作品づくりの目的が向精神薬による薬理療法への対抗言説・対抗文化を探…
翻訳は作業が煩雑なのである程度の間違いや不統一は仕方ないと思うのですが、とはいえそこそこ値の張る商品でもありますし、読者のために(読者がいるとして…)気づいた限りで挙げておきます(文章レベルのものは解釈に関わるのと、端的にしんどいので挙げま…
一昨日、昨日と東京まで出て人と会い、久々に会話なるものをする。一昨日は都内に就職した大学院時代の後輩で、近況などをペチャクチャと話し、ゲラゲラと笑い、台風が近づいてきているということでササッと解散。ちなみに後輩は「迷い人」放送など聞いたこ…
大学が夏季休暇に入ったため、新座の図書館も閉館中。池袋のほうは土日だけ開館しているということなので、図書館好きとしてちょっと覗きに行ってみた。建物は赤レンガ造りのようで、「ロイドホール」という名前がつけられている。なかに入ってみてまず思っ…
埼玉県に引っ越しました。しばらく立教大学の江川さんのところでお世話になります。まだ家にネットがつながっていないため、しばらく連絡が遅れると思いますが、ご勘弁ください。関西には月に二回ほど行くことになるので、関西圏の方々は引き続きよろしくお…
マルディネの大々的なシンポがあるようです。 詳しくはこちら ➡ HP 「現象学の異境的展開」マルディネとは出会い損ねたというか、興味はあったけど順番的に後回しになってしまって、結局読まずにおいてしまってます。 今回も誘っていただいたんですが、引っ…
受刑者、そのなかでも終身刑にある人びとの更生プログラムを主題にしたドキュメンタリー。 共生の授業で話題に出たので見てみました。 刑を終えた後にどう社会復帰していくのかは日本でも問題ですね。 現在、日本版を製作中とのこと。最近は映画見るのを控え…
琵琶湖大橋 マンホール ラコリーナ 近江八幡 鬼瓦 どうでもいい話ですが、滋賀県は「飛び出し坊や」発祥の地。誕生は1973年6月のことだそうです。
ドゥルーズのテキストから「法」やら「裁き」やらに関するものを抜き出してみました。 改めて並べてみると結構あるなぁと思いますが、これでもまだ全部ではない。 ただ、たくさんあるとはいえ断片的で、これを主題にドゥルーズが一冊考え尽したということで…
『スピノザ:実践の哲学』、1981年(鈴木雅大訳、平凡社ライブラリー)「第二章 モラルとエチカのちがいについて」 44頁 「かくて〈エチカ〉が、〈モラル〉にとって代わる。道徳的思考がつねに超越的な価値にてらして生のありようを捉えるのに対して、これは…
『批評と臨床』続き「裁きと訣別するために」→ 『批評と臨床』は「法」という主題はほとんど登場せず、「裁き=判断」が前面にせり出してくる。一貫性があると考えるべきか、別の主題だと見なすべきか。 → この論考は断定が多いのが難点。251頁 「ギリシア悲…
『批評と臨床』、1993年(守中高明ほか訳、河出書房新社)「ニーチェと聖パウロ、ロレンスとパトモスのヨハネ」 ドゥルーズがスピノザの四人の弟子と認めるうちのひとり、ロレンスを扱った論文。 キリスト教を裁きの権力形式として論じている。82‐83頁 「最…
『カフカ』1975年(宇波彰ほか訳、法政大学出版局)← 翻訳が古いため、少し修正してます。面白い本なので新訳が出てほしいです。「訴訟」「流刑地にて」「万里の長城」 → 空虚で内容のない純粋なフォルムとしての法。法の対象は不可知。『マゾッホトサド』で…
『スピノザと表現の問題』1968年(工藤喜作ほか訳、法政大学出版局)→ 「裁き」が原理的にありえない世界の提示。263頁あたり 自然のなかには善も悪もない。そのため、善の理由と不可分であり、道徳律によって処理し、審判者(juge)として振る舞う神もいない…
『マゾッホとサド』、1967年(蓮實重彦訳、晶文社)97頁 「マゾヒストの契約の意味するものは、母親のイメージに法の象徴的威力を譲渡することにある。」 法と父の関係から脱却する戦略。母の法への服従によって一人前の男になること???103頁 古典的な法…
「本能と制度」、1953年 (『哲学の教科書 ドゥルーズ初期』所収、加賀野井秀一訳、河出文庫) 76頁 「制度はつねに、さまざまな手段の組織された一体系として現れてくる。そしてまさしくそこにこそ、制度と法との差異もある。法は、行為の制限だが、制度は…
先日、立教大学で行われたアルトー生誕120周年企画を聴講に行った。アルトーを直接論じることから遠ざかっていたが、聞いているうちに頭が熱くなってきて、自分にまだアルトーへの思いがあるんだなぁと確認することになった。といってもアルトーに間接的に関…
関西暮らしもあと一ヶ月。 関東でうまくやれるかどうかわからんけど、二年は過ごしたいところだ。いろいろ面倒くさいことが起こり、いろいろ打ちのめされることになるんだろう。 それで研究が進むなら良し。 新しいことが始まるならなお良し。 期待しときま…
共生の授業には動物たちとの共生という話ももちろん出てきて、犬や馬、クジラやイルカを食べることについての文化的・倫理的な話題が持ち上がる。さらには牛や豚などの家畜もどうなのか、商品や生産物として飼うことに倫理上の問題はないのか、ベジタリアン…
共生に関する授業をしているせいか、そっちに偏ったチョイスに。 良い作品。ゲイ、レズビアンと炭鉱労働者の連帯が主題だが、ゲイ、レズビアンに接して炭鉱町の女性たちが解放感を得ていく辺りが見もの。 9・11以後のアメリカの移民もの。 時代は70年あたり…
ロイ・アンダーソン監督、リビング・トリロジー三部作の二作目。黙示録感が薄かったなー。 これ、すごい! んー、ちょっと複雑。 僕たちの舞台 [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2008/08/27メディア: DVDこの商品を含むブログを見る三宮のTSUTAYAはなぜ…
『さよなら、人類』のロイ・アンダーソン監督作品。『さよなら、人類』のほうが完成度が高いと感じてしまうが、これはこれで面白い。終末というか、大きなシステムが破綻した世界では、ひとの営みはなんであれ少し哀れで悲しくて、少し滑稽に見えるという戯…
携帯電話が壊れて、登録していたアドレスがすべて消えてしまいました。 電話番号やメールアドレスは変わってないので、用事がある人はそのまま連絡してくれれば大丈夫です。 こちらから連絡できないので、ご迷惑をかけることがあるかもしれませんが、ご了承…
6月25日、26日に立教大学でアルトー生誕120周年イベントが開催されるとのことです。 現代心理学部主催 アントナン・アルトー生誕120 周年記念企画「抵抗と再生 –A・アルトーの映像と身体− 」―ぼくにはもはや、たったひとつの仕事しか残されていない、ぼくを…
いつも利用している図書館のそばに神社があり、そのとなりに登山道があることを発見。 とりあえず登ってみる。
昨日は書類を取りに立教(新座)まで。 江川さんの研究室ものぞきに行きましたが、さすがに突然行っても会えないですね。 ついでに不動産屋に寄ってねぐらを確保。 何もなければ2年半は暮らすことになるかな。 新天地に移ってリフレッシュできればいいですが…
これ、すごい!すごい構築力。とてもゆっくりした速度の展開で笑いを生み出すというのも新鮮。ロイ・アンダーソン監督か。どういう頭の中身してんだ!?これを作れるなんて羨ましい〜。モノづくりに時間をじっくりかけられる精神というのは、とてもタフです…