一昨日、昨日と東京まで出て人と会い、久々に会話なるものをする。

一昨日は都内に就職した大学院時代の後輩で、近況などをペチャクチャと話し、ゲラゲラと笑い、台風が近づいてきているということでササッと解散。ちなみに後輩は「迷い人」放送など聞いたことがないのだそうな。埼玉文化なのかもしれない。僕は少なくともここ三日で二回聞いている。埼玉では人が迷う。

昨日は柳生新陰流など古流武術の研究者の方とお会いして、いろいろとお話しする。ただ、行った店の状況が特殊でそっちの方に気を取られてしまった。「剣道」をコンセプトにした居酒屋で、店内エントランスに剣道具など関連商品が販売してあり、室内装飾として竹刀や面や胴がオブジェとして飾られている。にも関わらず、メニューには剣道関連の用語をもじったような料理は一切ない。そして何の因果か、この日はお笑いライブが行われるということで、見たことのない芸人たち9組ほどのネタに2時間付き合うことになるという。司会はかつて毒舌スタンダップコメディをスタイルとしていたナガイなんたらさんで、2年前に芸人を始めたという39歳の人妻がセーラー服を着て年齢を活かした非常にクラシックなネタを披露したり、18歳のコンビがまるで人買いに売られて嫌々やらされているのではないかと思ってしまうほど稚拙な漫才をやったり、芸人でも何でもない占い師がフロアからしゃしゃり出てきたりといった、イカれた状況が展開された。芸能の怪しい部分が垣間見れたようで、そこそこ楽しめたが、研究の話は一向に進まなかった(古流武術の話は店を変えてしっかり話しました)。

さ、明日からまた図書館が開くのでしっかり研究をやっていきましょう。ガタリの力能記号論にそろそろ決着をつけないといけないのと、新たにガタリカフカ論からスキゾ分析に迫っていくという2本立て。