2015-01-01から1年間の記事一覧

さらば2015年

論文終了。 ちょうどいいのができたのではないかと思います。 これまでの仕事とは違うものになったし、半歩進んだかな。 今年もいろいろやりましたが、一年の最後にようやく納得の仕事ができました。 後は数日寝かして、締め切り前にちょっと確認して、投稿…

論文、あと数行書けば第一稿完了。 締め切りまで余裕があるので、仕上げを丁寧に。 サスペンス好きなので、こういうのは楽しいです。 リスベットの活躍がもっと見たいので続編をよろしく。 シンプル。壮大過ぎず、凝り過ぎず、ちょうどいい作品。 最後のサミ…

『エル・スール』ほか

これ、すごい。素晴らしい。このレベルの論文を書きたいなと思う。 ラストシーンは「あ〜、イギリス人にこんな感性があるんや」と思わせる作品。 今年は人の死について直接的にも間接的にも考えることが多かったから、自分のなかでまとめておくためにもこう…

『聖者たちの食卓』

職場でチラシをいただいたので、ここでもご紹介。 『聖者たちの食卓』映画オリジナル予告編 大阪天満橋ドーンセンター5階 2015年12月22日(火)、25日(金)、26日(土) 18:30→ 公式HP

論文書きはじめ

年に一本は論文として書きたいことを書きましょう、ということで書きはじめました。今回はテキストクリティークではなく、実践を強く意識して書く。そのためこれまでと書き方が違うので難しい。 そして落としどころがまだわからない。 どこまでやれるか不安…

暗躍する謎の集団

新大阪駅周辺に出没するようです。

〈構え〉について

「態勢」の哲学: 知覚における身体と生作者: 佐藤義之出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る場所論を作っていくうえで〈構え〉について考えんとなぁーと思っているときに見つけた本。 ようやく読みはじめ…

『ヒトはなぜ笑うのか』

お、ラッツァラートの『記号と機械』の翻訳が12月に出るのか。 → 共和国HP 楽しみ。 とはいえ、12月は論文執筆に追われているか。授業で笑い論をまた話そうと思い、準備と情報収集を兼ねてこの本を読んでいる。ヒトはなぜ笑うのか作者: マシュー・M.ハーレー…

オープンダイアローグ関連の翻訳

Olson, M, Seikkula, J. & Ziedonis, D. (2014). The key elements of dialogic practice in Open Dialogue. The University of Massachusetts Medical School. Worcester, MA. の翻訳が公開になりました。 ご関心のある方はご一読ください。翻訳 → 「オープ…

学会終了

日本デイケア学会終了。これまで縁のない学会だったこともあり、勝手がわからずちょっと難しかった。でもまぁいろんな人と仕事ができたし、挑戦できたのも良かったかな。デイケアなどで働く人たちにトスが上げられていればいいんだけど。他に大学の後輩たち…

大阪中之島でシュールストレミング開封祭。悪臭を発散させるなんだか疚しい企画で、ちょっとワクワクした。 においはさすがでちょっと感動したが、経験者曰く「シュールにしてはソフトだね」とのこと。標準的なものはもっと強烈なんだそうな。開けてみたら発…

学会準備とか失職とか

昨日と今日で学会のシンポに向けて原稿書き。与えられた時間は10分。北岡さんという臨床心理士の書いたコラムから発想することを、という枠があるのでそれを外したらダメ。かつ研究者ではない実践家たちの前で話すので、専門度の高い用語は使わず、実践に資…

発達の最近接領域

土曜日はDG-Labでガタリの力能記号論の発表をさせていただきました。発表と言っても、「力能記号論が手に負えない」ということを話しただけなのですが……「手に負えない、手に負えない」と一人で悶えていたのですが、こうして発表を終えると何だか少し道が開…

いただきもの

人文書院さんよりブルース・フィンク『「エクリ」を読む』(訳:上尾真道・小倉拓也・渋谷亮)、河出書房新社さんよりダヴィッド・ラプジャード『ドゥルーズ 常軌を逸脱する運動』(訳:堀千晶)の二点をご恵投いただきました。ありがとうございます。どちら…

お知らせ: OPEN DIALOGUE SEMINAR

OPEN DIALOGUE SEMINAR オープンダイアローグセミナー:フィンランド・ケロプダス病院ではじまり、世界各国に広がりつつある精神科医療のアプローチ、「オープンダイアローグ」。ケロプダス病院スタッフによる日本初のセミナーです。 ■東京会場 2015年11月29…

お知らせ

後輩たちが「精神医学を再考する」というイベントをやるようです。関心のある方はどうぞ。 ・10月24日(土) 脱精神医学カフェ 18:00〜 で、日にちがかぶっているのですが、10月23日・24日に日本デイケア学会があります。プログラムが出ていますので、関心…

悔しい夜もある

昨日は研究会でした。自分の書いた論文「制度分析のプロトコル」を精神科医、臨床心理士、ソーシャルワーカー、作業療法士等々に発表する回で、何年も制度精神療法関連の文献を読んできた人に「ようやくこの水準の研究論文が出てきたねー」と評価していただ…

街の人生作者: 岸政彦出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (25件) を見る評判に違わず、面白い本でした。語り手の妙味だけでなく、聞き手の踏み込み方も性格がにじみ出ているようで、対話で情景が開けていく感…

学会準備

デイケア学会に向けて準備中。この領域はまだまだ門外漢なので、何を話せばクリティカルなのか悩む。水俣で学んだことを伝えるのは意味があるかなーという気がする。そこにガタリやドゥルーズの考えを忍ばせつつ。ここでは出しゃばらず、トスに徹するのが仕…

力能‐記号論に向けて(2)

力能‐記号論に向けて、ドゥルーズ部分の下調べは無事終了。「手応え有り」という感じ。これからメインであるガタリの方の精査に入る。こちらが厄介。力能‐記号論に関連する部分を『対話』より抜粋。まぁ、これは論文には使わないんだけど。 欲望とは、社会的…

『マンドラゴラの降る沼』

これは名作。中村有志は安定のクオリティ!シティボーイズミックスPRESENTS マンドラゴラの降る沼 [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2006/12/02メディア: DVD購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (18件) を見る これ以外のコントも良…

じゃ、夏なんで

『嗤う分身』

これは良かった。 話の大筋は定型だが、見せ方がうまい。ユーモアとシュールさとシリアスさとスピード感のバランスが非常にいいし、チープでレトロで画一的な世界観もすごくちょうどよく成立している。セリフがこれまたよく練られていて、設定フェチとしては…

お知らせ

日仏哲学会の秋季大会のプログラム、公開されています。前夜祭も熱くなりそうですので、ご関心のある方はぜひ! ➡ 日仏哲学会 こちらの近況としては、 ・学会誌の書評の校正:終了 ・ブックガイド二本(8月中):準備中 ・日本デイケア学会シンポ(10月):…

夏の裏庭

水俣出張でした。 なぜだか毎年恒例行事になってしまったな。 今年も相思社さんにお世話になりました。あと、ガイア水俣さんにも一泊させていただきました。行く度に学ぶことがあるが、今回の収穫は水俣での精神医療/福祉関連の話を聴くことができたところ…

力能‐記号論に向けて(1)

ドゥルーズ、『ニーチェと哲学』より。 しかしながら、私を私が為しうることから分離する力と、私に新たな能力を与える力とは、正確に同じ力であるのか。自分の病気の奴隷である病者と、探査し、支配し、有力になる一つの手段としてその病気を用いる病者とは…

おっ、SEALDs_Kansaiが大阪で。 19時梅田ヨドバシ前か。で、参加してきました。 学生たちの言葉を聴いていると、励まされ、勇気づけられるところもありますね。路上の哲学の実践者たちでした。これからも廃案に向けて活動を続けていくとのこと。 7月17日梅…

ドチャッキー

ドゥルーズに関するレクチャー全三回、無事終了。 金沢美術工芸大学の皆様や一般聴講の方々には温かく迎えていただき、感謝しております。ありがとうございました! レクチャー全三回を普段着で行ったら、昨日の懇親会で学生から「なんでそんな恰好をしてい…

紹介

こんな企画があるようです。 「声が聞かれる場をつくる-クリストフ・シュリンゲンジーフ作品」 これもあります。 〈第4回DG-Lab研究会〉 【日時】2015年7月25日(土)14時〜19時 前回のDG-Labでは、『アンチ・オイディプス』の「器官なき身体」についていろ…

翻訳作業、なんとか終了。毎度毎度、翻訳は良い疲れ方をしない。今回もヘトヘト。日本語のセンスとボキャブラリがないのでだいぶ苦心した。ひとりじゃできなかったな。相方様様です、ほんとに。そのうち公表されます。早ければ一週間以内とか。さぁー、次に…