2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

独身者の十月

今月は授業もはじまっていろいろ慌ただしく、本の方も進めたいので、あんまり映画は観れなかったが、久しぶりに梅田のガーデンシネマに行けたのは良かったです。劇場で作品に浸るのはやはり愉悦ですね。 『薄氷の殺人』監督×グイ・ルンメイ出演『鵞鳥湖の夜…

あと一年と半年もすれば大阪を離れて新天地でポツンと無職ということになるが、何か食べていく算段をしないとなぁ~と思いつつ、哲学カウンセリングなんてどうかなぁ~なんて思いつつ、なかなか順調に前途多難ですな。メガネのカート・コバーンでも見てなご…

教養用兼授業用として二冊読了。 男との付き合い方がわからない 作者:水谷緑 発売日: 2020/07/22 メディア: Kindle版 ちょっと前にメンズリブ的な動きがあるような、ないような……と書いたけど、この作品のなかでもこの社会のなかで男性であることの呪縛が描…

授業のアップデートのために読了。 手の倫理 (講談社選書メチエ) 作者:伊藤 亜紗 発売日: 2020/10/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) 印象としては鷲田清一さんと村上靖彦さんの間あたりで、そこから理路がゆるくなった感じかな。事例がおもしろくて体感…

「更新して再起動」の合間に読了。 男も女もみんなフェミニストでなきゃ 作者:チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 発売日: 2017/04/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容的にも分量的にも良い本でした。最近は中高年男性批判に立ち会うことも多くなっ…

読了。 アメリカでの黒人の公民権運動に尽力したジョン・ルイスの視点から捉えた非暴力闘争の運動史(コミックで全三巻)。巻を追うごとにふるわれる暴力が激化していくのが恐ろしい……家にこもって台風をやり過ごす用にと購入したが、そんな軽い気持ちで読む…

AOのなかで、精神分析に抗しようとするスキゾ分析のことが説明されるときに未開社会の呪術が参照されることがあり、そのルーツがどこかにあるのかなと調べていたら、レヴィ=ストロースが『構造人類学』のなかで精神分析と呪術をほぼ同じものとして説明して…