『さよなら、人類』ほか


これ、すごい!すごい構築力。とてもゆっくりした速度の展開で笑いを生み出すというのも新鮮。ロイ・アンダーソン監督か。どういう頭の中身してんだ!?これを作れるなんて羨ましい〜。モノづくりに時間をじっくりかけられる精神というのは、とてもタフですね。


主題に深みは欠けるけど、このばあさん二人を見てるとハラハラドキドキして見飽きないです。見どころはばあさんですね。


ラブストーリーで売りたいようだが、それだけではなく、盲目の人たちが施設による無力化と安全管理の論理から一歩踏み出せるのか出せないのかを描いた作品かな。盲目の人を主人公にしているため、視聴者に音は聴かせつつ、映像では見せないという表現がうまい。聞いている音の発信源も映さないというのは、表現としてなかなかストイックで、感じ入ります。

他に二本見ましたが、上の三本に比べると見劣りするので紹介は割愛。