教養用兼授業用として二冊読了。

男との付き合い方がわからない

男との付き合い方がわからない

ちょっと前にメンズリブ的な動きがあるような、ないような……と書いたけど、この作品のなかでもこの社会のなかで男性であることの呪縛が描かれている。もちろん呪縛だけでなく女性に対する非対等な特権性や加害性についても描かれていて、かつそれらのどれにも無自覚というか自分では気づけない、声に出せないようにされていることが指摘されていて、まぁ、そうだよなぁ~と思いつつ、なかなか苦しい読書でした。オープンダイアローグのことなんかも出て来ます。

もう一冊はこちら。

コミックエッセイだけどレクチャーものなので読むのに時間はかかるけど、人間の性にかかわる身体構造の仕組みのすごさにちょっと感動しました。性に関することなので上の作品とも共通する部分があって、合わせて読むととても勉強になります(トランスジェンダーについての説明はうちのセンターで教えていることと若干齟齬がありますが……今度確認しておこう)。