精神科関連で勉強したり働いた経験でいうと、地域移行といったところで地域に居場所がなかったり、就労が難しかったりするというのは実際的な問題としてある。
そんでもってこういう話は医療‐福祉という二つの領域で扱われることがほとんどだ。これが良いとか悪いとか言えるほど物事に精通しているわけではないが、融通が利かないというか、細やかな対応ができなくて歯がゆいところがあったのも確かである。
そこで第三の視点がないものかと考えたりしているなかで、シビックエコノミーについて調べてみたり、こんな本を読んでみたりしている。


まぁ、この本に出てくる連中は何やら底力があるので、およそマネし難いが、こういうことやってもいいんだなぁという気にさせてくれるところがいい。鷲田清一が「誘惑し、焚きつけ、そそのかす」のが教育だといっていたが、そういう意味では教育の書かもしれない。まぁそれはいいとして、小商い、できへんもんかな〜。
こういう実務的なことを僕が考えても活かしようがないのかもしれないが(哲学やれよ!ってなもんですが)、何かささやかでもおもしろいことがはじまって動き出すところが見たいんやけどなーというところです。
クリニックの研究会でこの本を素材に発表してみようかな。どんな顔されるやら……

そういえば知り合いが京都で私設の図書館を開いてましたな。まだ行ったことがないので、いつか視察に行ってみよう。
➡ 梟文庫