街の人生

街の人生

評判に違わず、面白い本でした。語り手の妙味だけでなく、聞き手の踏み込み方も性格がにじみ出ているようで、対話で情景が開けていく感覚が楽しめました。

レヴィナスと「場所」の倫理

レヴィナスと「場所」の倫理

よく研究されてるなーと、すごく参考になるというか、自分の議論の作り方を反省させられたが、知りたいことが書かれていたかというと若干ミスマッチだった。とはいえ、このミスマッチのおかげで自分の研究の照準が修正されたので、良い読書でした。

二〇〇〇字原稿二本を提出。

それから翻訳二本のうち、一本はもうすぐ公開できそうです。もう一本は出版社預かりで、監訳者が忙しく、まぁもうちょっと先の公刊になりそう。年内には出るでしょう。

あと、学会の依頼で江川さんの『アンチ・モラリア』の書評も書きましたね。原稿は印刷所に回したので、そろそろ出るのではないかと。いろいろなアイデアが飛び交う暴風のような本でしたが、字数制限があるためひとつひとつは扱えないので、議論のど真ん中を攻めてみました。