時には昔の話を

下訳は監訳者に放り投げたし、公文書作成もひと段落したので、GW中に書評をやっつけてしまえばとりあえず一休み。
予想していたよりは順調に進んでいるかな。

こんな本が出てました。

ヒトはなぜ笑うのか

ヒトはなぜ笑うのか

時間に余裕が出てきたら読んでみよう。
笑いには昔から興味があり、実は論文一本分すでに書いていて、研究会や授業でも話したことがあるのだが、まだ紙媒体では発表していない。
結論はそんなに変更することはないだろうが押しが弱いので、もう少し文献をしっかり読んで肉づけがしたいという理由で放置している。

笑いへの興味は子どもの頃からあり、高校時代は勉強もせず、部活の後輩と漫才の真似事のようなものをしていたものだ。
本当に勉強しなかったので、部活の歴代のアホな先輩たちが続々と入学していったとある地方大学の受験に失敗。
大アホであることを証明してしまったわけだが、それを知った後輩に芸人になりましょうと誘われることになる。
まぁそれもいいかもなと軽く承諾したのだが、そんなことを親が許すはずもなく、大学通いながらという条件付きで許しをいただく。
というわけで、芸人の養成所に入るために浪人して受験勉強という奇妙なことを1年続ける。
無事、大阪の私大に入学が決まり、養成所にも通い始める。
で、養成所に入ってみたはいいものの我の強い人間たちの集まりで、こりゃたまらんな、向いてないわと思い、1か月ほどで行かなくなる。
やることがなくなったので、大学にひょこひょこ行くようになって、大学の勉強って面白いかもと思うようになり、今に至るという。

笑い論を書きたいという欲望があるのは、芸人になるという目標を適当に放り棄てたから、その時の情念の残り滓があるのかもしれないな。
結果としては良かったが、もうちょっと努力しても良かったかも。まぁ、どんなに頑張っても芽は出なかっただろうが。
しかしこう振り返ると、なんていい加減な気持ちで受験をやり過ごしたんだろうか(笑)
ちなみに偏差値なるものが存在することを知ったのは大学に入ってからで、それがとても重要だと知ったのは塾講師のバイトを始めてからだった。

アホな十代を過ごしたなーと思うが、実は今もそんなに変わっていないような気もする。
まだまだ愚劣にはなれていないか。
やれやれ。