再告知

10月9日の土曜日にフェリックス・ガタリの著作『ミクロ政治学』の合評会があるのですが、主催者から聴講希望者が少ないので告知してください~とのことです。そりゃ、おらんやろ。読者がもともと少ないんやから……
 
フェリックス・ガタリを簡単に紹介しておくと
・フランス精神分析の重鎮ジャック・ラカンに教育分析を受けた精神分析
・その後、ラカン精神分析にケンカを売って分析家の仲間内から総スカンを食う
・自己流の怪しい分析を作りはじめる(超絶難解!!!)
・哲学者と組んで本を出版したらベストセラーになるも、その哲学者ばっかり高く評価されて、おまけ扱いを受け続けている(最近少し評価が上がりつつも、おおよそ現在進行形でおまけ扱い)
・本人曰く、自分は哲学者ではないので……ということで哲学の文脈に縛られず意味不明な概念を濫造しまくる
・フランスの先進的な精神科クリニックに生涯勤める
・〈精神医学へのオルタナティブ・ネットワーク〉という国際的なネットワークのキーマンのひとり
ユースホステル運動に取り組む
・左翼の活動家(本人曰くアナーキストではない)
ミッテラン政権に関与
・自身の主宰する雑誌でやった「三十億人の性倒錯者」というセクシャリティにかかわる特集が過激と見なされ、回収・発禁・裁判沙汰に発展
・国家による周波数の独占に疑義を突き付けるため、周波数に勝手に割り込む海賊ラジオ放送(「自由ラジオ」と呼ばれるものでイタリアでやられてた)をパリでいち早くやりはじめて、警察沙汰・裁判沙汰に発展(その一方で海賊ラジオは群雄割拠、百花繚乱となったそうな)。
 
こんな感じの人です。それなりに凄い人なんですけどね。ちょっと興味湧きましたでしょうか?興味が湧きましたら、最初の45分くらいでもご参加していただければ幸いです!

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