春休み中なのでガタリ研究強化月間にするつもりが、イレギュラーな仕事が入ってあれやこれやで全然進まない。どうしたものか……意外に新学期はじまった方が落ち着いて時間が取れるのかも。いや、後輩が書けないという理由で回ってきた論文仕事やその他諸々もあるしな(安請け合いはやめましょう)。まぁ、流れに任せましょう。

 

というわけで、ようやく読了。とにかく読みにくかったが、言いたいことは単調なくらい一貫しているので、大枠は理解できたような気がする。精神を病んでいる人の身体に注目している点が意外で、ちょっとおもしろかったかな。ガタリ本に使えるかどうかは微妙なところです。

これを読んでて、大学で受けた教員研修を思い出した。確か、学生の指導にかかわる研修で、そこで配られた資料に「学生のトリセツ」という見出しが付けられていた。こういう表記がポップというか、研修を飽きられずに聞いてもらえる工夫だと講師なりに考えたんだろうけど、学生との接し方を家電の説明か何かのように表現するのに不快感に近い違和感があったのを覚えている。こういうことがバザーリアの批判する「物象化」なんだろうなぁ。この辺り、感度を落とさないように気をつけないとすぐ染まっちゃいそうで怖いっす。

 

こちらも読了。

医療の外れで

医療の外れで

書き手の立ち位置がどう言っていいのかわからないくらい独特(と表現していいのか悩ましいけど)で、そこから見える景色から問題を捉える感受性や思考力、文章力が高く、とても優れた本でした。一章ずつ授業で学生たちと読みたいくらい(とはいえ、そもそもそういう授業を持ってない……)。

 

こちらはマンガの部分のみ読了。もはやただの水谷緑ファンw

まんが やってみたくなるオープンダイアローグ

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