授業で『あずさ弓:日本におけるシャーマン的行為』を読んでいる。

そのなかで次のような記述がある。

たとえば、十四世紀の『沙石集』には、ある少年が僧堂から攫われた時の奇妙な話がある。何日か後に彼は寺の屋根の上で気絶しているところを発見された。意識をとり戻すと彼は、ある山伏に攫われて寺から山奥に連れ出されたと語った。そこで彼は山伏の一団の踊りを見た。彼らは長いこと踊っていたが、突然空から網が降りてきて、踊り手を囲み引き上げた。彼らは大いにあわてて網から逃げだそうとしたが無駄だった。網の結び目から炎が吹き出して、次第に激しくなり皆を焼き尽くしてしまった。しばらくすると彼らは皆生き返り、前と同様に踊りだした。それから年とったお坊さんがあらわれて、「なぜこの子どもをここに連れてきたのか、すぐに寺に返せ」と彼らの一人に言った。それを聞いた山伏は恐れ入ったように見え、少年を連れ帰って寺の屋根に置いていった。

光景がシュールすぎるやろwww

 

その他、以下読了。

自分自身を説明すること―倫理的暴力の批判 (暴力論叢書 3)

自分自身を説明すること―倫理的暴力の批判 (暴力論叢書 3)

 
アセンブリ ―行為遂行性・複数性・政治―

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「待つ」ということ (角川選書)

「待つ」ということ (角川選書)

 

 さてさて、仕事に戻るか。