読了。これまでラカンレヴィ=ストロースやグリオールといった人類学者を引き合いに出して父の機能の普遍性について裏取りしてたが、ここでは精神分析の近親相姦論が人類学の親族構造論では説明できないという点に触れてて興味深かった(論はさほど展開されなかったけど…)。神話と罪責性の絡みをもっと細かく知りたかったが、ラカンとしてはそこに焦点はなかったようで、内容としてはちょっと物足りないか。まぁ、使いどころがあれば。

 


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