前期授業終わった～。採点や成績評価を残すのみ！八月・九月は研究を進めんとな。
他で刺激が多かったせいか、今月は全然映画を観なかったな。
大学院の授業で学生たちと鑑賞。
鑑賞後の対話で「映画としては展開が面白いので満足感があるが、これを学生向けの教材として使うのはどうなのか」という話になった。兎にも角にも教員がしっかり観て、学生と鑑賞する前や後に彼らに何を伝えるかについて相当丁寧な戦略を立てておかないと、当事者をいたずらに傷つけるだけになりかねないのでは？とか（細かくは書かないけど、実際にこの作品が学校で上映されて、見た子のひとりが「自分は将来こんなに恐ろしい目に合うのか……」と激しく悲観してしまった現場に立ち会った院生もいた）。
教員側の準備や理解度、授業の形式、費やせる時間、鑑賞後のフォローの体制などが整ってないと確かに教材としては危うい感じがあり、かく言う私も直前まで使うかどうか結構悩んだ。私の教えたいテーマからだとかなり良い教材なので使用に踏み切ったが、鑑賞の前に学んでほしいこと・考えてほしいことを一時間半かけて講義した。結果的に鑑賞後はしっかり対話ができたので（たぶん……）良かったのではないかと思います。
このシリーズはシリアス度が高くて社会派な側面もあるのでかなり好みです。
