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吹田キャンパスで授業でした。写真はキャンパス内にある献体の慰霊碑です。

ダイバーシティの時代におけるマジョリティの倫理①」と題して、マジョリティがマイノリティとのあいだにある問題に直面したときに、マジョリティ側に生じる葛藤や困惑、防衛反応などについて学ぶことで、マジョリティ自身の振る舞いを考え直すという狙いの授業です。「汝自身を知れ」ですかね。

メインターゲットは男子院生でしたが残念ながら0人でした……これ自体が防衛反応かと思ってしまいますが、まぁ、マジョリティ/マイノリティは何もジェンダーだけのことではないので、授業自体は楽しく進んだかな。今回は用語の確認に時間を使ったので、次回はいよいよマジョリティの防衛反応についての解説とそれについてのディスカッションができそうです。

 

読了。東日本大震災関連のドキュメントで熱量は感じるんですが、文章表現が追いついてないというか、なんとなく大味な感じ。『居るのはつらいよ』や『医療の外れで』などの表現力のある著作を読んだ後だと、どうしても読む側のハードルが上がってしまってて、読み応えのなさを感じてしまうかな。他の本との関係で読後感が変わってくるというのは、自分が本を書くときも気にかけておいたほうがいいってことなのか?難しい課題っす。