読了。技法というタイトルがついているが、技法論というよりは対話の基本構造についてという感じ。対話実践の入り口として使いやすいかもです。

 

こちらも読了。著者はアーティストらしいが哲学書の使い方がうまく、ドゥルーズバートルビー論としては一番実践的なんではないかと感心しました。過激なアクティビズムでもなく、過度な自然回帰主義でもなく、妙にバランス感がよいのが気に食わない人もいそうですが、そのぶん身近に読めます。

 

あとは阪大・人骨問題の真相を究明する会による「阪大によるアイヌ民族人骨の略奪を追求する」を読みました。

これを読むと、この会は2012年5月にアイヌ人骨収集に関して阪大(とくに医学部と人科)に申入書を提出して、話し合い(チャランケ)を望んでいたようです。それが実現したのかどうかはわかりませんが、12年といえば私は人科で院生だった最後の年なので、こういうことを知らずに来たんだなぁとか、知っていたとして何が出来たんだろうかなどと考え込んでしまいますね。そして今週末にはアイヌの話を聞きに北海道に学生を引率していくという……この後ろめたさはいったい何なのか……

アイヌ遺骨コタンへ返還要求――大阪大が門前払い | 週刊金曜日オンライン (kinyobi.co.jp)

科学者に持ち出された先祖の遺骨 アイヌとは何かと問い続ける人々の闘い - 寺田和弘 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム