読了。シュレーバー症例の解釈で「へ~」と思うところはあったが、結局はよくわからんかった……ひとりで読む本ではないのかもしれんなぁ。「しかし民族学的批判はここでは的外れです」(99頁)という人類学、民族学系の資料の投げ捨て方はゲゲゲっ!てな感じでしたw

精神病〈下〉

精神病〈下〉

 ガタリ的にはこのあたりを押さえておくのがいいのか。

エディプスを経験していない神経症などというものは存在しません。(……)一方、精神病の場合にはエディプスにおいて何かが本質的に機能しなかった、あるいは完遂されなかったということは大いに考えられます。(74頁)

人間は父殺しに加わった罪人でなければならないということです。(147頁)

上巻だったか、ラカンによるマルセル・グリオールのドゴン神話の使い方が、『アンチ・オイディプス』でのそれと全然違っていて、これはD-Gのラカンへの挑発かと勘ぐってしまうな。

 

 こちらはイベント用に勉強中。