2020年ももう半分終わるのか。しかし年度でいうと3か月しか経っていないともいえる。在宅でルーティンを繰り返しているだけなので日の経過していく感覚がぼやけてるなぁ。

 

最近はゲノスコの横断性に関する論文を読み返している。

2002年のAn Aberrant Introductionの論考は、ガタリの「横断性」の要点である「超自我の受容与件の修正」(modification d'accueil des données du surmoi[données d'accueil du surmoiとも表記される])をthe modification of the objects incorporated by the superegoと翻訳しており、そこからウィニコットの対象関係論へと結び付けたり、はたまたサルトルの「集列性」と「溶融集団」の区別をガタリの「隷属集団」と「主体‐集団」の区別と一致させたりといった「それはちょっと無理筋では……」とツッコミどころのある論旨を展開していてちょっとおもしろい。(ちなみに2009年のA Critical Introductionの方では、「自我の受容与件」の訳はthe data received by the superegoと改められている。)

Félix Guattari: A Critical Introduction (Modern European Thinkers)

Félix Guattari: A Critical Introduction (Modern European Thinkers)

  • 作者:Genosko, Gary
  • 発売日: 2009/04/20
  • メディア: ペーパーバック

 

少女終末旅行 5巻: バンチコミックス

少女終末旅行 5巻: バンチコミックス

少女終末旅行 6 (BUNCH COMICS)

少女終末旅行 6 (BUNCH COMICS)

  • 作者:つくみず
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: コミック

アニメ版が良かったので原作を調べてみたら、原作の方ではアニメ版以降の話があるということだった(アニメ版は原作の4巻まで)。この話がどう終わるのか気になってたので恐る恐る読んでみたが、なるほど、こう終わるのか……自分でもこういうのには弱いとわかっていたが、やはり気持ちを持っていかれるというか、いい意味で手を出したらアカンやつやった。思春期に読んでたらもっとヤバかったかもな……