読了。前作よりも面白かったという印象で、前作と併せて読んだほうがいい本。フーコーを中心に現代思想系をバッタバッタと斬っていって、新しいパースペクティブを拓こうと足掻いている感じが好感を持てるし、若干大味な気もしますが真剣に受け取らないとな…

授業に向けて読了。久しぶりの再読で、こんなに分かりにくかったっけ?と不思議な読後感。 意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫 ヘ 5-1) 作者:アンリ ベルクソン 筑摩書房 Amazon 関連してこちらも読了。ベルクソンの『意識に直接与えら…

読了。D-G研究がらみで短編集を中心に小説を読んでいっています。マンスフィールドは直接関係ないですが、ヴァージニア・ウルフやD・H・ロレンスの同時代人だそうで、良い読書となりました。 マンスフィールド短編集 (新潮文庫) 作者:マンスフィールド 新潮…

四月からの滴塾 第二学舎の活動です。 お時間・ご関心のある方はぜひ学びに来てください。 ◆ 授業系:授業 :: 滴塾 第二学舎 ◆月一ワンコイン哲学講座:空間と場所の哲学 :: 滴塾 第二学舎 ◆哲学対話系:哲学対話の練習会#10

科研の研究公開助成に落ちてしまったのでガタリ本の出版が一歩後退してしまったけど、良いほうに考えれば〈この助成に受かってしまうと提出した「完成稿」をいじりにくくなる〉という縛りから解き放たれたともいえる。 実際、提出した稿は決して未完成ではな…

サイケデリック・ジャズというらしい。かっこいい。 youtu.be 読了。『野草』のほうがおもしろかったかな。『吶喊』のほうは、時代や社会背景、当時の文学の状況などをわかっていないと魯迅の何がすごかったのかわかりにくいくらい簡素に感じました。そうい…

著者および出版社より御恵投いただきました。ありがとうございます! 18世紀フランス哲学の言語論とバレエという興味深い結びつきを論じた著書のようです。私にとってはどちらも縁遠い領域なので良い読者になれる自信はありませんが、必要な人や興味のある人…

あの怪作が無料公開中! youtu.be

論文用に読了。 ヴァージニア・ウルフを深く味わえるほどの感性が自分にはないことに気付ける読書体験でした。 波〔新訳版〕 作者:ヴァージニア ウルフ 早川書房 Amazon 論文用といっても、まだまだいろいろ読まないといけないし、他の仕事もあるので、論文…

後で読む。 www.lowposi.com outback-jp.com gendai.media gendai.media gendai.media

『フーコーと精神医学』(蓮澤優著)を読了。哲学系で久しぶりに明晰な文章を読みました。こんな文章を書ける日が来ることは自分には決してないだろうと思う。 内容としては著者自身が精神科医ということもあって、精神医学の観点からフーコーの反精神医学的…

読了。とても良い本でした!こういう文章を書けない自分が情けない。 「そしてわかったことは一つ。世界に声なき者はいない。ただ聞かない者、聞こうとしない者がいるだけだ。」(五頁) 「いわゆる「声なき者たち」とは、声を聞かない者たちがつくりだした…

読了。久しぶりのラッツァラート。六八年の最良の成果としてフーコーの生政治を取り上げながら、それをバシバシ批判していく筆致が軽快で面白かったです。フランス現代思想のアツい時代に対してしっかり物申していけるほど私はまだ距離が全然取れていないの…

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最近、あまりこちらに書かないので(塾の宣伝も兼ねてFBにほぼ毎日書くのでこちらに書くことがなくて......)何か書いておきます。 この頃、黄金町でお話を伺うことが増えてきつつあるのですが、20年近くアートを通してエリアマネジメントをしてきた方から聞…

滴塾、第三期の授業が受講生ゼロですべて閉講したので、スケジュールがすかすかに! この調子だと来年の3月か4月にはいったんこの場所を離れないといけないかな。そう思うと、もうちょっとここでいろいろ試すというか、アホなことしてもいいんかなぁという気…

読了。2000年代の横浜の文化事業をめぐって行われた報告と反省と対話の記録というところか。行政的な言葉に慣れないので読みにくいところもあるけど、横浜のまちづくりの一面が見えて勉強になりました。規模も金額も期待も半端ない企画を動かす仕事は私の精…

時間の切迫に弱いので、結局原稿は昨日提出。 ここ一年程ガタリ濃度が高くて疲れたのでちょっと一休み。 小説読みたい。まぁ、これもガタリ研究につながってるんですけど…… 読了。ディアンジェロは『ホワイト・フラジリティ』含め、自分の最近の関心のど真ん…

ガタリ「素材」論、ようやく完成。 13,500字で、分量的に長すぎず短すぎずでいい感じか。 明日見直して、数日寝かせて来週末にもう一回見直せば、大丈夫そうかな。 二次文献を読み込めてないなど、至らぬ点もありますが、とにかく書けたので一安心。 (ガタ…

長野大学で哲学の国際会議「The Society for Philosophy as Global Conversation」が3日間かけて開催されるそうで、参加者募集中だそうです。テーマが多様なので参加しやすいかと思います。登録料も無料とのこと。締め切りは3月15日まで。 アーティストや映…

もう皆さん、ぼちぼち原稿を出しはじめている。私はようやく11,000字弱。マイナー科学論はある程度書けたので、最後に「表現の特徴」について書ければとりあえず了。12,000字くらいか。今週末までに書き上げて、来週いっぱいで推敲すれば来週末には提出でき…

原稿は9,500字を超えました。 「表現の素材」から「捕獲のマテリオ」まで書いて、残るは「マイナー科学」について書くのみ(最初の企画からだいぶ変わってしまった……まぁ、書きたいことが書けているので自分としては良い感じですが)。仕事がはじまったので…

原稿、鋭意停滞中……「表現の素材」のところで詰まってしまった。 現在6,000字ちょい。 ⇒ 23時でどうにか8,000字ちょいまで到達。 www.youtube.com 今日、明日でどれだけ進めるか。

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滴塾 第二学舎、本年もよろしくお願いいたします。 第三期(1‐3月)の受講生を募集しています。 ご関心のある方は以下のシラバスを確認していただき、学びたいと思われた方はぜひお越しください。初回の参加は無料ですので、お試しだけでもどうぞ。 ▼「対話…

原稿執筆、何とか4000字弱に到達。せめて12,000字は行きたいところ。 焦ってやっつけ仕事にならんように落ち着こう。 こういうときにいつも思い出す「やっつけ仕事」。 youtu.be 読了。 哲学対話のシラバス(授業15コマ分)を書いてほしいという依頼があるた…

2024年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。 昨年はありがとうございました。 昨年は5月に横浜・黄金町の近くで「滴塾 第二学舎」を開いたことが私の人生としては大きなことでした。大学を離れて街で学びの場を開いたことで、おかげさまで地域を舞台に意義深い活動を…

原稿、タイトルだけ書いて筆が止まってしまった……どうしたものか…… www.youtube.com

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適塾第二学舎の第三期の授業紹介・第二弾です。学びたい方、ぜひお越しください! ========== ◆ 目的: 近年、ダイバーシティ(多様性)や共生、社会運動の活発化によって、これまで声を上げることが難しかったマイノリティ(社会構造上、不利な立…

いただきもの

人文書院さんより御恵投いただきました。ありがとうございます。シェリング哲学からのドゥルーズ哲学批判もなされているようで、なかなか骨太な内容のようです。 最近は哲学史をベースにしたゴリゴリのアカデミックな研究からは降りて、実践系に関心が移って…