2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

月報:一月

生活再編期で最近はどんどん映画を観る余裕がなくなってきており、今月どんな映画観たかをまとめて報告する意味も全然なくなってきたような気がしますので(もともとあったのかも謎ですが)、月報は今回で最後にしようかと。これからは観た度ごとに紹介する…

三度目の再読。議論が素朴で繰り返しが多く、そのくせ知りたい部分の解像度が粗いけど、熱量は高い本です。 被抑圧者の教育学―新訳 作者:パウロ・フレイレ 亜紀書房 Amazon こちらは二度目の読了。大昔に読んだつもりが2010年以降に買ったようで何だか不思議…

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うちの指導教官が長年勤めた大阪大学を去るとのことで、お祝いと労いを兼ねまして、指導教官を囲んで教え子らで百人組手的なことを行います。 まじめな演題が多いなか、私は気楽に雑談以上・研究発表未満のお話をしようかと。題して「教育者としての檜垣立哉…

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研究仲間に誘われて久しぶりに研究発表をやります。主催者は平田公威さんです。 デンマークの言語学者イェルムスレウがフランス現代思想においてどう受容されて、どんなインパクトを持ったのかという重要ながら超マニアックな内容! 私の担当はガタリのイェ…

哲学の入門書探しで読了。象牙の塔に哲学者がいて、何の読者か一切触れられないままの「読者」なる人がそこを訪れ、二人で一週間哲学について対話するという設定がよくわからないながら、哲学のきほんに立ち返ってみました。自分の好みとは外れてましたが、…

拠点探しも一歩進んで物件の内見に行ってきました。一件目が中身も場所も理想に近いものでこれ以上のものがこの先出てくるのかという気がするくらいなんですが、いかんせん費用がやはり……哲学の私塾にどれくらい人が集まるのかという先の見えない不安を前に…

新しく論文が出ました。「スキゾ分析と反精神医学」というタイトルになります。以前DG-Labで発表したのを少し書き直したものです。下のサイトからダウンロードできますので関心がありましたら御一読いただければと思います。 会誌『hyphen(ハイフン)』第7…

読了。マジョリティ男性のひとりとして著者らに応答できるとしたらどんなことがいえるのかと考えながら読みましたが、全然まっとうな言葉が見つかりませんでした。マジョリティが言葉を失う領域(あるいは言葉が空疎になって暴力に転化しうる領域)が徐々に…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 昨年は仕事を辞めて住み慣れた大阪・関西を離れ、横浜で暮らしはじめるという人生の一大転機でしたが、全体的に見れば大きなトラブルもなく過ごせました。また仕事や研究も滞りなくやり通せたので(反響はほぼなかったです…