2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ギャリー・ジェノスコ『フェリックス・ガタリ』読了。 勉強になったところもあったし、ちんぷんかんぷんなところもあったし、取り組むべき問題点も再確認できたので読んでよかった。 「超自我の受容与件の修正」についての解釈が僕と若干違うが、ジェノスコ…

任期付きの職なので大学教員でいられるのも残り3年。 ということで、去年忙しくてやらなかった就活を再開。 個人的な事情により就職できる地域が限られているので、もともと狭い門がより狭くなるという厳しい状況ですが、なんとか頑張っていきましょ~。 3年…

質問するのは難しい

昨日は日仏哲学会でした。 春大会は人が少ないことが多いのでちょっと寂しいですね。 午前中は若手によるドゥルーズ研究発表の司会を担当。 一つ目の発表では聴講者が少なく、また同じか近しいテーマを扱う研究者がいなかったため、質問が出にくかったので僕…

東畑開人『野の医者は笑う』読了~ アカデコミカル・ノンフィクションというジャンルを切り開いたようで、確かに笑えて学べる作品でした。正規の医学のアウトサイドにいる怪しげなヒーラーたち(ユタなどのシャーマン系からスピリチュアル系、臨床心理の亜流…

エドガー・H・シャイン『問いかける技術』読了。 組織やチームのリーダーに向けて書いた本だったようで、あまり心が動くものはなかったかな。書いてあることは、まぁそうやわな~という感じで、授業前にぺらぺらと見返すことはあるかも。 次はこれ行きます。…

東畑開人さんの『居るのはつらいよ』読了~。 「ケアとは何か?」「セラピーとは何か?」という根本的で原理的な問いを追いながらも、デイケアを舞台にした小説のように読ませる部分もあり(小説だとするとちょっとベタだけど、挿絵がすごく良くて)グッと引…

パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』読了。 議論がシンプルなので読みやすく、その分フレイレの熱さが伝わってくる。 「質問すること」について関心があるので読んでみたが、残念ながらそのことについては直接は書かれてはいなかった。それでもちょっと考…

COデザインセンターの紀要(4号)が出ました。 そのなかで「質問をデザインする」という1000字のノートを書きました。 授業や研究会、講演、イベントなどで質問が出てきにくい現象にしばしば出くわしますが、質問は確かに創造力がいるし無知をさらすリスクも…